検査内容
胃内視鏡
上部消化管内視鏡（胃内視鏡）
- 経口、経鼻どちらかが選択が可能
- 経口内視鏡の場合は原則として点滴を行い、鎮静剤・鎮痛を使用します。
- 鎮静剤・鎮痛使用の場合は内視鏡終了後、１時間ほど安静、点滴してからご帰宅していただきます。
- 観察時に必要があれば病理組織採取やピロリ菌の検査を行うことがあります。
- 問題となる病変がなければ、内視鏡施行時間は５分前後です。
経鼻内視鏡
富士フイルムの最新のハイビジョン内視鏡を使用します。
太さ５.８ｍｍですが、高画質で病変の発見に寄与します。
基本的には鎮静剤は使用しませんが、希望時には鎮静剤の使用もできます。
経鼻内視鏡がおすすめの人
- 鎮静・鎮痛剤を希望しない人
- 足腰に不安がある人
- お時間が限られてる人
- 血管の確保が難しい人
経口内視鏡
当院の経口内視鏡は全例で点滴をして鎮静剤・鎮痛を使用します。
太さ９.８ｍｍと経鼻内視鏡に比べると太いですが、ウオータジェット、拡大内視鏡の機能があり、内視鏡で粘液の除去が容易で、ＢＬＩ、ＬＣＩなどの多彩な観察モードで詳細な観察が可能です。
経口内視鏡がおすすめの人
- 胃内視鏡で辛い経験をしたことがある人
- 内視鏡に対して不安が強い人
- ピロリ菌を指摘されたり、除菌したことのある人
- 胃潰瘍があったり、胃の内視鏡治療を受けたことがある人
- 鼻が細く、経鼻内視鏡が入らなかった人
検査内容
Exam当クリニックは消化管内視鏡（食道、胃、十二指腸、大腸）と一般内科を行います
胃内視鏡
Gastroscope ● 胃内視鏡を受けたほうがいい人
- 胃が痛い人
- 胸やけがある人
- ピロリ菌がいる人、除菌歴がある人
- 下血や黒色便がある人
- 胃のバリウム検査で異常を指摘された人
大腸内視鏡
colonoscopy ● 大腸内視鏡を受けたほうがいい人
- 以前に腫瘍性の大腸ポリープがあった人
- 出血がある人、便潜血陽性の人
- 便通異常（便が細かったり、便秘がち、便秘下痢を繰り返す）人
- 血縁者に大腸がんの方がいる人
一般内科
General internal ● 検査一覧
- 腹部エコー
- 胸部・腹部レントゲン
- 心電図
- 血液検査、尿検査
- 新型コロナウイルス
- インフルエンザウイルス検査など
鎮静・鎮痛剤について
当院では、原則として、経鼻内視鏡以外は、鎮静・鎮痛剤を使用します。
内視鏡検査の目的は病変を発見して、可能なら治療することです。
個人差がありますが、内視鏡は痛み、苦痛を伴うものです。そのために観察が不十分になれば本末転倒です。
もちろんこれらの薬には副作用が伴います。患者さんの年齢・体格・性別・基礎疾患を考慮して適宜最適な量になるように調節していきます。
検査中、終了後のバイタルサインの観察も十分行い、鎮静剤が覚める薬（拮抗剤）を用いて必要な点滴もしっかりします。（二日酔い時に水分摂取が一番なのと一緒です）
鎮静と鎮痛は別物です。病院によっては片方しか使わないところもあります。
当院は鎮静剤としてドルミカム（ベンゾジアゼピン系睡眠薬）、鎮痛剤としてペチジン（医療用麻薬）を使用します。両方を併用することで、相乗効果があり苦痛なく内視鏡ができるようにします。